1月1日能登半島を襲った地震により輪島朝一通りで大規模な火災が発生し、200棟以上の住宅や店舗が焼けおよそ5万平方メートルが消失し、輪島塗の店舗や工房のほとんどが大きな被害をうけました。輪島塗は100以上の工程で生み出され、工程ごとに専門の職人さんが分業して生産している国の重要無形文化財にも指定されている日本の代表的な産業です。大変な被害で復旧には何年もかかるといわれていますが、輪島塗に関わる方々は日本の伝統的な産業そして職人さん・事業所さんなどの生活を守るために1日でも早い復旧を目指しがんばっておられます。七尾市一本杉通にある「漆陶舗あらき」さんは嘉永年間に創業された200年も続く漆器や陶器を販売し続ける伝統工芸品の専門店です。1月1日の地震で店頭に陳列してあった3~4000点の商品はほとんど割れてしまいましたが、必ず店を復旧させると4月10日から仮店舗で営業を再開されています。「と、のみせ」は少しでもお力になれればと輪島塗のお箸を委託販売させていただくことになりました。輪島塗の手作りのお箸は本当に暖かいです。子ども用もあります。多くの方に日本の伝統工芸である貴重なそしてたくさんの方の思いの詰まった暖かい輪島塗のお箸を使っていただきたいです。