2025.5.25 「ゴミ…」~潮江緑遊公園~

子育て支援

 初めて尼崎市の公園におじゃましました。この公園の周りにはマンションが立ち並び、たくさんの方がお買い物に来てくださるのではとワクワク・・・その期待通りたくさんの親子連れや子どもたちがお買い物に来てくださいました。ありがとうございました!

 小さい子が保護者の方と一緒に「自分でお買い物してみる?」とお約束を決め、お菓子を買ってくれたり、通りがかりの方が能登のものを手に取ってくださったり、小学生がお友だちとお小遣いをもって買いに来てくれたり、とても楽しい1日でした。中には「お店のお手伝いしてもいい?」と、お客様が買ってくださったものを袋に入れたり、お菓子の合計金額を一緒に計算したり、という子もいて、面白かったです。その中でも印象に残った出来事、それが、「ゴミ・・・」です。

 マルシェでは、唐揚げ・ジュース・ベビーカステラ・お菓子などいろいろなものが売っていて、それらを買い、うちに持って帰ったり、その場で食べたり・・・その場で食べると当然ゴミが出るのですが、ほとんどの場合出たゴミはゴミ箱に捨てるか持って帰るか、です。一人の子が自分の食べた駄菓子の包みを持ってきて「あの、ゴミ…」と、一言。「えっ?」と聞きなおすと、もう1回「ゴミ」と言いました。その状況から考えると、きっと自分の食べた後に出たゴミをどうすればいいかを聞きたかったのだと思います。そういう時にどうするか、です。ゴミをどうするか、持って帰る、ゴミ箱を探すなどいろいろな解決策が考えられると思うのですが、その前に「ゴミ…」の後に続く言葉です。「捨てるところありませんか」「捨ててください」「どうすればいいですか」いろいろあります。誰かに何かを聞くとき、何かを伝えたいときにきちんと正しい言葉でいうことの難しさ、少し違うと違う意味になってしまうことがあるということ、子どもだけではなく大人でもそういうことってよくありますよね。単語を言うだけでその状況を見て、そのあとの言葉を推測し答えてしまっていることってありがちですが、果たして相手にとっていいことなのでしょうか。「うんゴミがどうしたの?それはゴミなの?」というと、とても困って次の言葉を探します。自分が意地悪をしているのかなと思いましたが、子どもたちには正しく言葉で伝えられるようになってほしいと思います。そのためには、まず大人が正しい言葉で相手に伝える事、丁寧に話をすることが大切なのではないでしょうか。私もきちんとした言葉で話をし子どもたちにも伝えていきたいと思った出来事でした。大人は子どもの鏡です。子どもの目にきれいに届くよう自分磨きをしていきましょう。

 

タイトルとURLをコピーしました